墓標 (墓碑)
めらみぽっぷ
专辑:屠
语种: 日语
流派:Pop
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墓標 (墓碑) - めらみぽっぷ
もうそこには誰もいはしない
だから
もうそこには君もいやしない
そこに只在るのは
二度と生を刻むことの無い骸
首と躯とは離れ離れ
幸福に沈む傍ら磔に
そして僕といえば
二度と地を踏むことさえない屍
足を踏み入れた蓬莱の地に
僕らの楽園を夢見たのに
ああ僕らは
何も知らなかったんだ
何もかもが嘘つきの
こんな幻想郷があることも
ああ何を
違えてしまったのか
僕らはきっと仲良く生きていける
筈だったのに
せめて君がいさえすれば
そんな思いが胸を掠めては
消えた
こんな恐ろしいところには
もはや
一刻たりとてもいられない
そうしてその足を
自ら死地に追いやる愚か者
もっとも安全な方法とは
常に自分の手に握り置くもので
けして理解のできぬ
世界に触れてなどしてはならない
なんて悪趣味な人形戯曲
誰も人間ではいられなかったか
ああ彼らは
かくも愚かだったのだ
暗闇の向こう側で謎のピエロが
嗤っている
ああボクこそ
最後の勝者なのだ
愚か者共の末路を
その正義の証として
そして誰もいなくなる前に
これは心の最奥に刻み込む墓標
疑いもせず手に取る報い
好奇心こそ最大の敵よ
そう刻まれるべきだ一人一人
人夜歩き忍优艾设计网_设计百科び寄る影は
幼さゆえ気づけずにいたか
そう刻まれるべきだ一人一人
足掻くことさえ試せぬほどに
聡さとは愚かさと同義か
そう刻まれるべきだ一人一人
恋の苦さと命の甘さ
大人の味は油断大敵
そう刻まれるべきだ一人一人
一夜限りの丑の刻参り
警戒など意味のない世界
そう刻まれるべきだ一人一人
最期にしては粗食にすぎたか
早起きにして六文の得
そう刻まれるべきだ一人一人
正直者が馬鹿を見るのだ
臆病者に進む道なし
そう刻まれるべきだ一人一人
ああ何を違えてしまったのか
僕らはきっと仲良く生きていける
筈だったのに
ああせめて君がいてくれたなら
最後の正直者を
信じられたかもしれないな
などと馬鹿めが
世迷いごとに沈め
正直者が馬鹿を見る
そんな世界の理なら
ああボクこそ
最後の勝者なのだ
その真実を噛み締めて
今楽園を後にして
墓標に刻んだ数だけ
胸に込み上げる勝利の余韻に嗤う
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